メンテナンス効率を上げるには類似プログラムを統一!類似アプリケーション群を統一したい:DCR X-Analysis News<083>
株式会社第一コンピュータリソース
2020.12.16
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メンテナンス効率を上げるには類似プログラムを統一!
類似アプリケーション群を統一したい ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■
◆◇◆ DCR X-Analysis News ◆◇◆
はじめに、新型コロナウィルスに罹患された皆様、感染拡大により様々な影響を受けている皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
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★★★『 UOS Digital Fair 2020 』にて講演決定!!★★★
開発・運用ツール | 【No. KU-5】 IBM iユーザーの3大課題を解消!国内外で5,000社以上の導入実績、可視化・分析ツールX-Analysis Advisor |
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DX | 【No. DX-3】 2025年の崖!今こそ考えるレガシーマイグレーション |
《申込みサイト》
http://uos.jp/fair2020/
<UOS Digital Fair 2020> 開催概要
名称 | UOS Digital Fair 2020 |
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主催 | ユーオス・グループ |
特別協力 | 日本アイ・ビー・エム株式会社 |
協賛 | 全国愛徳会、ビジネス・アライアンス・コンソーシアム |
日程 | 2020年11月20日(金) *開催後、1か月間オンデマンド配信いたします |
開催形態 | Web配信型式 |
セッション数 | 70セッション |
特別講演 | 北海道大学 大学院経済学研究院 教授 平本 健太 氏 九州大学 大学院システム情報科学研究院 教授 池上 浩 氏 |
基調講演 | 北日本アイ・ビー・エム株式会社 アソシエイト・パートナー 石悦 寛 氏 日本アイ・ビー・エム株式会社 シニア・アーキテクト 安田 智有 氏 |
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早いもので本年も残すところ、あとわずかとなりました。
皆様には1年間「DCR X-Analysis News」をご購読賜り、厚くお礼申し上げます。
年内は本号が最後となり、新年号は1月6日(84号)となります。
「IBM iシステムのモダナイズ」または「IBM iシステムのオープン化」を検討されている皆様に、参考となるバックナンバーを再構成して紹介させて頂きます。
今回のテーマは、「メンテナンス効率を上げるには類似プログラムを統一!」をお送りさせて頂きます。
■類似アプリケーションの発生に関する課題
システム開発においては、既存のプログラムソースをコピーし、それを改造して新しいプログラムを作ることは珍しくありません。しかし、これを長年続けているとソースコード上は冗長したロジックが多数存在することになり、メンテナンスの非効率性を生みます。
ソースコードレベルで類似プログラムを洗い出すとなると、現実的ではない手間と労力がかかることになります。
■類似アプリケーションの統合が困難な理由を整理すると、以下に集約されると考えます。
〇ソースコードをコピーして新たなソースコードを作成し別プログラムとして業務プログラムとすることは、往々にして実施されることです。
これは、工数削減にも繋がる為によく行われることですが、ここには将来を見据えた「IBM iシステムのモダナイズ」や「IBM iシステムのオープン化」を阻む、以下の課題が発生します。
- ①ソースコード同士をN:Nでコンペアをかけても莫大なパターンとなる。
- ②ソースコードのコンペア結果を人が全て見て、類似を判断しなければならない。
- ③ソースコードのコンペア以外の方法が思いつかない。
〇DCR プロフェッショナルサービスによる解決策
DCRでは、プロフェッショナルサービスの一環として、X-Analysisの応用及びリポジトリを使用した「類似プログラムの抽出サービス」を実施しております。このサービスはお客様の状況により、準備及び調査にかかる工数が変わるため、都度見積となります。
<システムコンペアサービス>
X-Analysisの応用としてX-Analysisの解析機能及び、使用するリポジトリテーブルとオリジナル加工ツールを応用してレポートいたします。
これは、X-Analysisの解析機能である、メトリクス解析機能を使用して、プログラムの複雑度、情報量を応用した類似解析を行うもので、以下にその抽出される類似性の例を挙げます。
- ①ルーティン構成の一部に相違があり、他は一致している。
ルーティンレベルで追加、変更を行っているが、それ以外は一致しているので、一致箇所は外部ルーティン化して共通化できる可能性がある。 - ②ルーティンの一部にメトリクス値の違いがあり、他は一致している。
同じ名前のルーティンだが、コードレベルで変更されているため、それ以外を外部ルーティン化して共通化できる可能性がある。
〇「類似アプリケーションの調査サービス」におけるX-Analysisの使用するリポジトリテーブルとそのリポジトリテーブルを応用した開発ツールの例
<リポジトリテーブル>
プログラムのルーティン構成とルーティン毎のソースステップ数、メトリクス値が格納されています。これら全てが合致していた場合、同一プログラムソースと判断でき、同一ルーティンと相違ルーティンがプログラム全体の類似性を抽出します。
<調査用データ抽出・加工ツール>
上記のリポジトリテーブルを用いた調査ツールはお客様の要件に合わせて開発を行い、調査結果とともに納品いたします。(Java実行形式、SQLテキスト等)
https://www.dcr.co.jp/x-analysis/solution03.htm?lfpeid=testParam&lfmaid=1000073133
■お客様のサービス導入効果事例
- 目的:冗長化したシステムの類似資産棚卸と最適化を実施
- 対象:全てのプログラムリソース
- 規模:約1万3千 プログラムオブジェクト
- 効果:限られた期間(2ヶ月間)で棚卸を完了。今まで不可能だった類似プログラム資産のスリム化を実現
■IBM i 専用ソリューション『可視化・分析ツールX-Analysis』の
リモートセミナー(Zoom使用)実機を使用して実施中。
ご都合の良い日時をこちらまでご連絡下さい。
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Mail : X-Analysis-info@dcr.co.jp
■次回予告
次回(2021/1/6号)は「汎用機からマイグレーションされたCOBOLの課題!」をお送りいたします。
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お待たせしました。X-Analysisクライアントが日本語表記対応されました。
より使いやすくなったX-Analysisを是非ご検討ください。
詳しくはこちらまでお問い合わせください。
https://www.dcr.co.jp/x-analysis/
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