コラム
こんにちは。
中日本CC第二事業部ITソリューション2Gの平田です。2023年11月27日~12月 1日米国ラスベガスで開催された、AWSre:Invent2023に弊社から3名で参加しました。現地状況やセッション内容を振り返り、みなさんにご紹介したいと思います。
AWS re:Inventは、アマゾン ウェブ サービス(AWS)主催の最大規模のカンファレンスで、2012年から毎年ラスベガスで開催されており、今年で12回目を迎えます。今年は生成AI祭りと言われるほど生成AIに関する新サービスの発表が盛り沢山で大いに盛り上がりました。
入場料2,099ドル(約30万円)がかかるにも関わらず、参加者は世界中から約50,000人以上、そのうち日本からは約1,700名以上が参加したとのことでその多さに驚きです。なお、re:Invent 2024は2024年12月2日~12月6日、米国ラスベガスで開催予定です。クラウドを活用しビジネス変革をお考えの方、AWSを活用した最新の変革事例や新しいテクノロジーにご関心がある方、ご自身のキャリアのためクラウドコンピューティングについてスキルアップをお考えの方を対象にしています。
会場はラスベガスの複数のホテルとなっており、各会場で同時にセッションが開催されています。会場間はシャトルバスやモノレールで移動します。ホテル内は広大かつ会場移動が多いため、毎日二万歩近く歩いておりました。かなり疲れます。
食事は、毎日朝・昼と提供されます。Swagでもらった水筒に水を入れて、コーヒー片手にセッション会場へ向かうのがルーティンでした。
AWS認定資格保有者のみが入れるラウンジです。
ラウンジでは休憩スペースがあり、ドリンクの提供もありました。また,ちょっとしたSwag(レゴブロック、認定者シール)がもらえます。
本イベントのスポンサー企業のブースが並ぶ大規模な会場。
スポンサー企業は、アクセンチュア、Vmware、IntelなどITを代表する企業をはじめとし、DataDog、GitLab、Dockerなどのサービス企業も多く出展していました。ブースに立ち寄るとスポンサーが用意している様々なSWAG(ステッカー、Tシャツなど)がもらえます。
AWS CEO(アダム・セリプスキー)のVIP(Dr.Swami)による、新サービス「Amazon Q」の発表がありました。「Amazon Q」とは、ユーザーがより簡単に生成AIを扱えるようにしたサービスです。また、Generative AI StackやZeroETL等の説明があり、新時代の幕開けを感じるセッションでした。
その他にも、大規模言語モデル(LLM)をAPI経由で利用できる生成AIサービス「Amazon Bedrock」の機能拡張が発表されました。Amazon Bedrockには、生成AIアプリケーションをユーザー企業の業務や業界の特徴に合わせてカスタマイズできるようにする新機能が追加されました。紹介されたのは、ファインチューニング、継続的な事前学習、RAGの3つです。企業独自のデータを活用し、容易にカスタマイズできるようになることで、今後様々な企業への導入・活用の可能性が広がったと感じました。
Amazon CTO(Dr.Werner)によって、「TheFrugalArchitect」発表されました。個人的には、この発表内容がとても良かったです。
https://thefrugalarchitect.com/
AWSJapan主催のセッション振り返りに参加しました。
日本人参加者にむけて、本イベントの主要とトピックに対する日本語でのまとめを解説してくれます。日本語で発表内容をまとめたスライドと日本語による解説により、改めて理解を深めることができました。日本人参加者の多さに驚いたと同時に、日本を代表してこの場にいることを誇りに感じます。パブリッククラウドにおけるAWSの人気、支援者の強さを感じる場でした。
JapanNightで交流させていただきましたみなさま、お世話になりました。ありがとうございます。
AWS(Amazon Web Services)とは、アマゾンが提供するクラウドコンピューティングサービスです。
自社でサーバやデータセンターを運用する代わりに、インターネット経由で様々なITインフラを利用できるサービスです。
例えば、Amazon EC2(Amazon EC2:Amazon Elastic Compute Cloudの略)はAWSが提供する「仮想サーバサービス」です。Amazon EC2を利用することで、従来のような物理サーバの構築や環境構築作業をすることなく、手軽に仮想サーバを用意することができます。Amazon S3は、業界最高水準のスケーラビリティ、データ可用性、セキュリティ、およびパフォーマンスを提供するオブジェクトストレージサービスです。Amazon S3を利用すれば大容量のストレージを利用できます。その他にもデータベースや機械学習、分析など、ITインフラのほぼ全てをオンラインで利用可能です。
AWSクラウドの代表的なメリットをいくつか上げてみます。
■柔軟性と拡張性:リソースを必要なだけ利用でき、必要に応じて拡張できるため、ビジネスの成長に合わせて柔軟に対応できます。
■コスト効率:従量課金制度を採用しており、実際に使用したリソースに対してのみ課金されるので、無駄なコストを削減できます。
■豊富なサービスと機能:AWSは多岐にわたるサービスを提供しており、コンピューティング、データベース、ストレージ、人工知能、IoTなどの様々な領域にわたるサービスが利用可能です。
メリットを纏めると自社で大がかりな設備投資をする必要がないこと、利用した分だけ課金されるため初期コストが抑えられることなどがあげられます。最近では大規模システムでもAWSを活用するケースが多くなっています。
AWS セレクトティアサービスパートナーは、トレーニングと認証を受けた人員とともに、カスタマーエクスペリエンスを提供するパートナーです。https://partners.amazonaws.com/jp/partners/0010h00001e8yaqAAA/
AWS認定資格とは、アマゾン ウェブ サービス(Amazon Web Services) が提供するクラウドコンピューティングサービスの技能を証明する公式認定資格です。
AWSの認定資格には、以下のようないくつかの種類があります。
・AWS 認定 クラウドプラクティショナー
クラウドの基本的な知識を評価する入門レベルの資格です。
・AWS 認定 ソリューションアーキテクト -アソシエイト
AWSのアーキテクチャデザインの能力を評価する資格で、中級レベルです。
・AWS 認定 デベロッパー - アソシエイト
AWSを利用したアプリケーション開発能力を評価する資格で、中級レベルです。
・AWS 認定 SysOps Administrator - アソシエイト
AWSの運用と管理能力を証明する中級レベルの資格です。
・AWS 認定 ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル
AWSのソリューションアーキテクチャに関する上級レベルの資格です。
・AWS 認定 DevOps エンジニア - プロフェッショナル
AWSを利用した開発と運用の両能力を評価する上級レベルの資格です。
このほか専門分野別の資格もあり、データベースや機械学習など実務経験に応じて取得できます。
取得するためにはある程度の勉強が必要ですが、技術系企業への就職時などにアピールできる資格として注目されています。
・AWS 認定 デベロッパー - アソシエイト
・AWS 認定 ソリューションアーキテクト -アソシエイト
・AWS 認定 ソリューションアーキテクト - プロフェッショナル
・AWS 認定 DevOps エンジニア - プロフェッショナル
・AWS 認定 データアナリティクス -スペシャリティ
社内で資格取得を奨励しており、多くの資格取得者が在籍しております。