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X-Analysisと共に拡張資産解析できます!拡張資産解析でモダナイゼーションを円滑に:DCR X-Analysis News<111>

2022.02.22

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X-Analysisと共に拡張資産解析できます!
拡張資産解析でモダナイゼーションを円滑に ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■


◆◇◆ DCR X-Analysis News ◆◇◆

はじめに、新型コロナウィルスに罹患された皆様、感染拡大により様々な影響を受けている皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
また、罹患者数は減少傾向にあるものの気を引き締めて感染対策を実施していきたいものです。

永年使用してきたシステムは、肥大化、複雑化、冗長化している場合が多く、システムの品質を高品質に保つことは容易ではありません。ブラックボックス化や属人化の課題を抱えるシステムであれば尚更です。X-Analysisの持つ強力な機能は、IBM i 業務システムのオブジェクトからソースコードに至るシステム資産を様々な影響分析の視点からの解析データを提供します。また、この解析データは、誰でも活用することが出来ます。
「IBM i システムのモダナイズ」または「IBM i システムのオープン化」を検討されている皆様にとって、X-Analysisの影響分析機能の有用性を解説した、参考となるバックナンバーを再構成して紹介させて頂きます。

◆解析対象リソース(システム資産)の違い

X-Analysisと製品カタログベースでは一見似ていると思われるツールは大きく2つのグループに分類することができます。

グループ①
プログラム言語解析系(ソースコードのみの解析):

メインフレームの言語解析を行ってきたノウハウを生かし、IBM i のRPG、COBOL、CLP のソースコードを解析して、プログラムの構造などを可視化するツールです。ソースコードは主にRPG、RPGLE、COBOL、CBLLE、CLP、DDS が中心となります。他のツールはRPGLE しか解析できない等言語世代によって制限があるものもあります。

グループ②
コマンド実行結果可視化系(オブジェクトカタログ情報のみの2次加工):

IBM i のコマンドを実行することで得られるプログラムやファイルオブジェクト情報を2次加工し、チャート化や整理されたリストを行うことで可視化するツールです。
ソースコードを解析しないので、DSPxxxコマンドを実行した結果における俯瞰的な情報しか得ることができません。

◆X-Analysisと他ツールの違い

IBM i の誕生と同時期に誕生したIBM i (AS/400)専用の解析ツールであることから、上記の2つの解析対象リソースのグループの全てを解析しますので、豊富なX-Analysisの機能に加えて、リポジトリの活用という恩恵を受けられます。
また、メインフレームから移行されたリソースなど内部定義になりがちなリソースも解析、可視化できることから、強力な解析結果が期待できます。

①解析対象ソースコード:
(1) RPGソース(Ⅱ、Ⅲ、ILE)
(2) COBOLソース(CBLLE可)
(3) CL,CLPソース
(4) DDSソース
(5) OCLソース
(6) CMDソース
(7) コピーソース
(8) SQL
◇内部定義の解析
- COBOLソースの内部定義
PICTURE句を体系立ててリポジトリ内でレコード化しています。
フィールド情報としてすぐ活用できるようにフィールド長や小数点桁数などの情報は、項目を分けて格納しています。コピー句に記載されたPICTURE句にも対応しています。
- RPGソースの内部定義
プログラム内の変数を体系立ててリポジトリ内でレコード化しています。DBフィールド変数だけでなく、装置フィールドやワークフィールドも含まれています。
どの種別の変数か仕分けられるリポジトリ項目を持っているため、DBフィールド変数だけに絞り込むことも可能です。更にデータストラクチャにも対応しています。
②解析対象オブジェクト:
(1) *FILE・・・・ファイル(PF,LF,DSPF,PRTF)
(2) *PGM ・・・・プログラム
(36,38モード、ILEを含むRPG,CBL,CLPの他、C、C++、PL/I等(※1)も含む)
(3) *CMD ・・・・コマンド
(4) *DTAARA・・・データ域
(5) *MENU・・・・メニュー
(6) *MODULE・・・モジュール
(7) *SRVPGM・・・サービス・プログラム
(8) *MSGF・・・・メッセージ・ファイル
(9) *QRYDFN・・・QUERY定義
(10) *QMQRY ・・・QUERY
※1・・・C、C++、PL/I等はオブジェクトカタログ情報のみ、ソースコード解析はできない。

◆DCR プロフェッショナルサービスによる解決

DCRでは、プロフェッショナルサービスの一環として、X-Analysisの応用及びリポジトリを使用した「定期棚卸サービス」及び「プログラム最適化・部品共通化サービス」を実施しております。
このサービスはお客様の状況により、準備及び調査にかかる工数が変わるため、都度見積となります。

◯「定期棚卸サービス」及び「プログラム最適化・部品共通化化サービス」におけるX-Analysis応用例:
X-Analysisの解析結果を用いて定期的にシステムの複雑度の診断を行います。診断結果において、負のスパイラルが認められた場合、その解決のための部品化、共通化、最適化の作業を受託業務として請け負います。

◇X-Analysisによる拡張資産分析やその他サービスについては、
「IBM i(AS/400)解析ソリューション X-Analysis 」をご覧下さい。

https://www.dcr.co.jp/product/x-analysis/


◆次回予告
次回(2022/03/09号)は、今年度最終回!!X-Analysisによる変更影響調査に最適な分析機能等を紹介した、『X-Analysisと共にハンドメイド解析できます!』- 「ハンドメイド解析で知りたいこと深堀りします」を、お送りさせて頂きます。


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日本語表記対応で、更に使いやすくなったX-Analysisを是非ご検討ください。

IBM i 専用の可視化・分析ツールX-Analysisの、詳しい情報はこちらでご覧頂けます。

https://www.dcr.co.jp/product/x-analysis/


メールでのお問い合わせ。
E-Mail:X-Analysis-info@dcr.co.jp


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