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X-Analysisを利用した棚卸の先にあるもの!!棚卸しで次のステージへ:DCR X-Analysis News<109>

2022.01.26

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X-Analysisを利用した棚卸の先にあるもの!!
棚卸しで次のステージへ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■□■

◆◇◆ DCR X-Analysis News ◆◇◆

はじめに、新型コロナウィルスに罹患された皆様、感染拡大により様々な影響を受けている皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

永年使用してきたシステムは、肥大化、複雑化、冗長化している場合が多く、システムの品質を高品質に保つことは容易ではありません。ブラックボックス化や属人化の課題を抱えるシステムであれば尚更です。X-Analysisの持つ強力な機能は、IBM i 業務システムのオブジェクトからソースコードに至るシステム資産を様々な視点の解析データを提供します。
また、この解析データは、誰でも活用することが出来ますので棚卸し作業実施後に参考となる、バックナンバーを再構成して紹介させて頂きます。

◆ 棚卸ししてから、どんな未来を創造して行くのかは、棚卸し結果によるところが大きいです。不要なIT資産(業務中のプログラムやデータ等)の数が、少なくない場合はそれらを整理整頓する必要が有ります。
また、IT資産(業務中のプログラムやデータ等)における重複分(ロジックやプログラム等)を統合や統一を行うといった整理整頓も行う必要が有ります。

前号 No<108>で記述した「棚卸し」で全ての整理整頓を実施した後には、

・モダナイゼーションの方針と具体的なパターンを決定する


・自社システム環境のあるべき姿として将来のアーキテクチャーを策定する


・将来のアーキテクチャーの実現に向けた移行ロードマップと移行計画を策定する

といった工程を実施することができ、IBM i を継続利用しながらのモダナイゼーションが、実施できます。

◆ IBM i を継続利用しながらモダナイゼーションする。

①アプリケーションの可視化環境の整備
長期間修正を繰り返し使用されてきたアプリケーションは属人化が進み、ブラックボックスとなっています。この解決には、アプリケーションリソースを解析し、誰もがリソースの内容を調査、理解を深められる可視化環境の整備が必要です。
②アプリケーション開発環境の近代化
オープン系において、コーディング、チーム開発、ソース管理、テスト支援などのツール環境は良いものが揃っており、若いエンジニアはそれらを使うことが当たり前になってきています。IBM i(AS/400)も、これらの開発環境の代表的なものに関して対応を行っており、利用可能な状態です。若い世代への技術継承には、開発環境の近代化も必要条件となってきています。SEU、PDMなどに慣れ親しんだベテランには壁があるように見えますが、実はベテランに寄り添った仕組みもこれらの新しい環境に提供されるようになってきています。
③アプリケーションインターフェースの近代化
他の大項目と比較して、IBM i(AS/400)ユーザーの中で一番進んでいる分野となります。その理由として、一部のニーズを除きエンドユーザーに対するアプリケーションインターフェースはGUIが当たり前であるという認識が定着していることが挙げられます。只、これらの実現のための仕組みは様々な方法の提供と進化を続けているため、自社にマッチした選択が必要となってきています。
④データベースとアクセス方法の近代化
DB2 For iはオープン系のRDBMSと全く遜色なく使うことができるため、その恩恵を受けるための整備が必要です。
⑤プログラム開発言語の近代化
言語の選択肢、その実行環境の選択肢は、数多く提供されてきています。旧来のものを生かしつつ、新しい言語に変えていくことは、IBM i(AS/400)の継続利用を更に未来につなげていくことになります。

◆ IBM i を継続利用しながらモダナイゼーションするメリット。

IBM i 上で、オープンな言語で開発を行い、堅牢なサーバーとOSでモジュールとDBを運用管理することで、モダナイゼーションを実現できることは、大きなメリットがあるのではないでしょうか?
また、パッケージの利用でLinuxでしか稼働しないものがあってもPowerSystemを使用する上では、IBM i のOSと同居して、Linuxの仮想マシンが稼働できますので対応が可能です。

レガシーシステムというとプラットフォームごと古いというイメージを持ちがちですが、IBM i はそれに当てはまらないため、モダナイゼーションをお考えのお客様は是非、それもご検討いただければと思います。

<IBM i(AS/400)解析ソリューション X-Analysis>

https://www.dcr.co.jp/product/x-analysis/


■次回予告
次回(2022/02/09号)は、X-Analysisによる変更影響調査に最適な分析機能を紹介した、『X-Analysisと共に高度影響分析できます!』- 「高度影響分析で部分的な本番稼働もスムーズに」を、お送りいたします。


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日本語表記対応で、更に使いやすくなったX-Analysisを是非ご検討ください。

IBM i 専用の可視化・分析ツールX-Analysisの、詳しい情報はこちらでご覧頂けます。

https://www.dcr.co.jp/product/x-analysis/


メールでのお問い合わせ。
E-Mail:X-Analysis-info@dcr.co.jp


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