コラム

製造業デジタル化博覧会(上海)に参加しました!

2025年6月、弊社グループ会社・北京DCRが「CHITASU DATA UTILITY」と「i-Reporter」を中国市場向けに訴求するため、製造業デジタル化博覧会(上海)に出展しました。
今回の展示会参加は、当社にとって「中国国内向け直接発信の場」となり、現地の製造業におけるトレンド、商習慣、来場者の反応を肌で感じる非常に貴重な機会となりました。
この記事では、現地の展示会の様子を写真付きでご紹介しながら、印象に残った技術や市場特性、そして少しの旅情(?)も交えてレポートします!

北京DCRでは、
中国に進出した日系企業(主に製造業)様向けに、「データの可視化」や「帳票の電子化」など日本メーカーのIT製品を構築・導入することで、お客様が抱える様々な課題の解決をご支援しております。
⇒北京DCR

現地の様子

とにかくスケールが大きい

空港からチェックインするためにホテルに向かう道中、まず驚かされたのが地下鉄の規模と都市設計の洗練度でした。
駅構内もホームも非常に広く、路線数も多く、効率的に都市機能を支えている印象を受けました。
さらに、駅の内装デザインも現代的でスタイリッシュ。
「中国=パンダ・雑技団」といった私の古典的イメージは一気に刷新され、「経済・テクノロジーが牽引する現代都市国家・中国」が立ち現れてきました。

街を歩く人々もファッショナブルで、流行の感度も高そう。
あの有名なCDジャケットのような光景に思わず写真に収めてしまいました。

電気自動車と高層ビルに囲まれた街並み

ホテルにチェックイン後、タクシーで会場へ。
走るタクシーのほとんどが電気自動車(EV)であることに驚き、高層ビルが密集している都市開発の規模感から「世界最大の工場」を感じる光景でした。

展示会場の様子

アジア最大級のスケール

展示会が開催された「上海新国際博覧中心」はアジア最大級の展示施設。
今回は1ホール全体を使った大規模開催で、平日にも関わらず朝から多くの来場者が詰めかけていました。

目を引いた注目ブースたち

会場に到着すると、まず目に飛び込んできたのがSIEMENSとTesla(テスラ)の大規模ブース。
Tesla製のロボットも展示されており、立ち止まる来場者も多数。
会場全体が、テクノロジー×現場のリアリティを体現する場となっていました。
その中で、我らが北京DCRのブースへと向かいます。

北京DCRブースも大盛況

北京DCRのブースは、ワークショップエリアに隣接する角地に位置しており、視認性・導線ともに非常に良好でした。
北京DCRの社員による実演を交えた製品紹介は大変好評で、終始、来場企業様が絶えない状況でした。
その場で試用を決定された来場企業様もおり、「詳細な仕様よりも、現場でどう使えるか」を重視する中国市場のリアルを肌で感じました。

「CHITASU DATA UTILITY」には、フューチャーアーティザン株式会社のノーコードデータ統合ソリューション「Flippflop」の一部機能も組み込まれています。
会場では、同社執行役員の浅倉直樹様による来場企業様へのご説明も行われ、大変好評を博しました。
来場企業様との会話の中で印象的だったのは、「どれだけ簡単に現場に浸透させることができるか」といった、“導入・定着フェーズを見据えた質問”が多かった点です。
これは、単に導入を決めるだけでなく、「運用後をリアルに想定した関心の高さ」の表れだと感じました。

印象的だった展示技術「DevSecOps」と・・・

展示技術の中で特に印象的だったのが、SGS社による「DevSecOps」の提案です。
これは、クラウド開発・セキュリティ・運用を一体化して管理するセキュリティ体制のことで、企業のリスク対応力を高める統合的な取り組みとして注目されていました。
 
展示内容とは外れてしまいますが、翻訳アプリの活用による多国籍来場者への対応や意思疎通も非常に印象的で、“伝える努力”と“聞き取る工夫”が前提となっている空気感がありました。

ご来場ありがとうございました!

3日間にわたる展示会を通じて、北京DCRのブースには延べ210社以上の企業様にお立ち寄りいただきました。
製品や技術に関心をお寄せいただいた皆様に、心より御礼申し上げます。
今回の出展は、“中国市場に対する理解の深化”と“実用性の視点に立った技術訴求の重要性”を再確認する機会となりました。
今後も引き続き、現場に寄り添うソリューション提供をグループ企業一同目指してまいります。

最終日に北京DCRの皆さんと写真撮影。
お昼ご飯も食べる暇もないほど、忙しく製品の説明をしてくださった皆様ありがとうございました。

北京DCRでは、
中国に進出した日系企業(主に製造業)様向けに、「データの可視化」や「帳票の電子化」など日本メーカーのIT製品を構築・導入することで、お客様が抱える様々な課題の解決をご支援しております。
⇒北京DCR

さいごに

滞在中、現地の方からおすすめされた「鳩料理」に初挑戦。
見た目はびっくりでしたが一口食べると…驚くほど美味!
次回訪中の際も、また必ず食べたい一品になりました。
旅の記憶って、味と一緒に残るんですね。