コラム
DCRのシステム開発事例を紹介します。システム開発の事例だけではなく、システム開発の基礎知識なども合わせて紹介しているので、参考にしてください。DCRは、1969年設立の独立系SIerです。システム開発でお困りの方は、DCRにご相談ください。
システム開発を依頼する際、基本的な知識を持っていることで、より良い成果を得ることができます。ここでは、システム開発に関する重要な基礎知識をわかりやすく解説します。
▽システム開発については、こちらの記事で詳しく解説しています。
システム開発とは、特定の目的や業務を効率的に行うためのソフトウェアや情報システムを設計・開発・導入するプロセスを指します。これには、要求分析、設計、プログラミング、テスト、運用、保守などの工程があり、企業や組織のニーズに応じて、業務プロセスを自動化したり、情報の管理を効率化したりするために行われます。成功するシステム開発には、ユーザーの要件を正確に把握し、適切な技術を選択し、品質やセキュリティに配慮した開発が重要です。
一般的なシステム開発の工程は以下の通りです。
主なシステム開発手法には以下の通りです。
DCRは、多様な業界・分野で豊富なシステム開発実績を有しています。多様なニーズに応える体制を持つ、DCRの代表的な開発事例をご覧ください。各事例から、DCRの技術力と柔軟な対応力をご覧いただけると幸いです。お客様のビジネスに最適なソリューションを、ぜひイメージしてみてください。
神戸市水道局様は、市民サービス向上の一環として、システムをフルスクラッチでの再構築に踏み切りました。旧システムはスマートフォンに対応しておらず、操作性やユーザビリティに課題がありました。新システムは、直感的に操作できるユニバーサルデザインを採用し、インターネット受付の増加により受付センターへの問い合わせ件数を減少させるなど、利便性が向上しています。また、システムは水道局基幹システムと連携しており、職員の負担を軽減する効果もあります。今後は、さらなるバージョンアップにより、水道に関する手続きがスマートフォンだけで完結できる体制を目指しています。
ICSパートナーズ様は、開発リソースの拡充を図るためにミャンマーラボを活用し、設計フェーズから後の工程を一括して任せることで、人材確保とコスト削減を実現しています。ミャンマーラボは、日本固有の税制度や商習慣に精通しており、日本語でのコミュニケーションも問題なく行えるため、信頼性の高いパートナーとして評価されています。また、OPEN21 SIASの機能拡張や周辺システムの開発にも貢献しており、今後も連携を深め、バックオフィス業務全体をターゲットにビジネスを拡大していく方針です。
近鉄エクスプレス様は、1997年から稼働しているK-INGシステムを、老朽化対策とOracle11gへの対応のためにバージョンアップを決定しました。DCRがこのプロジェクトを担当し、従来のクライアントサーバ方式からWeb方式への移行を進めました。調査フェーズで業務実態を把握し、利便性を損なわないようにVBSを活用するなど、現場のニーズに応じた対策を実施。さらに、DCRのオフショア拠点(北京・ミャンマー)を活用することで、コスト削減と品質向上を両立しました。プロジェクトは計画通りに進行し、社内で高評価を受けた成果となりました。
従来はオンプレミスで運用していたが、物理サーバー管理に多くの工数がかかり、BCP対策の強化が課題となっていました。OCIを採用したことで、ランニングコストを約30%削減し、DR対策もオンプレミスと比較して約60%の費用で実現。今後は他のオンプレミスシステムも随時OCIへ移行する計画です。DCRはOracle製品の代理店として長年の経験を持ち、今回のクラウド移行により、さらなる提案力の向上を目指しています。
DCRは日本の制作会社に委託していたホームページ運用を、ミャンマーDCRに切り替えたことで、コストを大幅に削減し、要員調整の柔軟性も向上しました。ミャンマーDCRラボは、日本語での円滑なコミュニケーションが可能で、ASEANで最も安価なオフショア開発費用を提供することで、DCRのニーズに応えています。この運用切り替えにより、DCRは小規模開発にも柔軟に対応できる体制を確立しました。
システム開発を成功させるためには、依頼者側にも重要な役割があります。ここでは、システム開発を外部に依頼する際に注意すべきポイントを詳しく解説します。これらの点に留意することで、プロジェクトの成功確率を高めることができます。
要件定義は、システム開発の成否を左右する重要なステップです。具体的には、システムの目的、必要な機能、期待される成果、運用環境などを明確に定義します。曖昧な要件定義は、開発の遅延やコスト超過、さらには期待と異なるシステムの完成につながる可能性があります。お客様と開発者が密にコミュニケーションを取り、両者の認識を一致させることが不可欠です。また、要件の優先順位付けも重要で、必須機能と追加機能を明確に区別することで、効率的な開発が可能になります。
適切な開発パートナーの選定は、プロジェクトの成功に直結します。評価基準として、技術力、過去の実績、業界知識、コミュニケーション能力、財務状況などが挙げられます。複数の候補から比較検討し、自社のニーズに最も適したパートナーを選ぶことが重要です。また、長期的な関係構築を視野に入れ、文化的な適合性も考慮すべきです。信頼できるパートナーは、単なる受注者ではなく、プロジェクトの成功に向けて積極的に提案や助言を行う存在となります。
効果的なプロジェクト管理は、開発の遅延やコスト超過を防ぎ、高品質なシステムを実現する鍵となります。具体的には、定期的なミーティングの開催、進捗報告書の確認、マイルストーンの設定と達成状況の監視などが重要です。問題が発生した場合は、早期に発見し、迅速に対処することが求められます。また、変更管理プロセスを確立し、スコープの変更が及ぼす影響を慎重に評価することも必要です。透明性の高いコミュニケーションを維持し、すべての関係者が常に最新の情報を共有できる環境を整えることが成功への近道です。
適切な予算とスケジュール管理は、プロジェクトの成功に不可欠です。初期の見積もりを基に、定期的に実際のコストと進捗を比較し、差異が生じた場合は迅速に対応策を講じる必要があります。予期せぬ事態に備え、適切な余裕を持たせることも重要です。また、スコープの変更や追加要件が発生した場合は、それらが予算とスケジュールに及ぼす影響を慎重に評価し、必要に応じて調整を行います。透明性の高い報告と、関係者間での迅速な意思決定プロセスの確立が、効果的な管理の基盤となります。
システムの長期的な安定運用と継続的な改善のためには、適切な保守・サポート体制の確立が不可欠です。開発の段階から、システム稼働後の保守計画を策定し、責任範囲、対応時間、コストなどを明確にしておくことが重要です。また、定期的なアップデートやセキュリティパッチの適用、パフォーマンス最適化なども考慮に入れる必要があります。さらに、ユーザーからのフィードバックを収集し、継続的な改善につなげる仕組みも重要です。信頼できる開発パートナーは、長期的な視点でシステムのライフサイクル全体をサポートし、お客様のビジネス成長に貢献します。
DCRは、多岐にわたる業界でシステム開発の実績を積み重ねてきました。大規模な基幹システムから、特定業務に特化したシステムまで、お客様のニーズに合わせた最適なソリューションを提供しています。DCRの強みは、豊富な経験と技術力、そしてお客様との密接なコミュニケーションです。要件定義から運用・保守まで、一貫したサポートを提供し、お客様の業務効率化と競争力強化に貢献します。
次に、DCRのシステム開発実績をまとめておりますので、ご参照ください。
▽システム開発(製造業)
https://www.dcr.co.jp/case/manufacture/
▽システム開発(流通業)
https://www.dcr.co.jp/case/logistics/
▽システム開発(公共事情)
https://www.dcr.co.jp/case/public-work/
▽システム開発(公益事業)
https://www.dcr.co.jp/case/publicbenefit/
▽システム開発(金融事業)
https://www.dcr.co.jp/case/financial/
▽システム開発(その他)
https://www.dcr.co.jp/case/others/
本記事では、システム開発の重要性と、成功するための重要なポイントについて詳しく解説してきました。ここで改めて重要な点をまとめます。
システム開発でお悩みの方、効率化や競争力強化をお考えの方は、ぜひDCRにご相談ください。私たちは、お客様のビジネスの成功に向けて、最適なシステム開発を実現いたします。要件定義から開発、そして運用・保守まで、一貫したサポートをご提供いたします。