Verasym System Designer Ver 1.9.0を2017年06月20日にリリースしました。
今回のリリースでは、新機能6件と改善35件と不具合29件の修正をしました。
ぜひこのリリースバージョンをご利用ください。
内容については、以下をご覧ください。
リリースバージョン
クライアント |
Ver 1.9.0 |
APサーバー |
Ver 1.9.0 |
サイト管理 |
Ver 1.9.0 |
DBツール |
Ver 1.9.0 |
前バージョンからの変更内容
前バージョン(Ver 1.8.7)からの変更内容
クライアント
新機能
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VSSD上で作成したテーブルや画面などのオブジェクトが、他のどのオブジェクトから参照されているのかをツリー構成でビジュアルに表現できる機能『オブジェクト関連図』を追加しました。仕様変更時の影響確認などの精度向上・工数削減を実現できます。
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従来のイメージドキュメントのUIを刷新し、表現力や操作性が格段に向上しました。また、ドキュメント間リンク機能の追加により、システム鳥瞰図やDFD、ユースケース図などの上流工程ドキュメントを作成できる汎用ドキュメントとして、活躍の幅がさらに広がりました。
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オブジェクトリンク機能において、パラメータに設定したクラスの属性や項目グループなど、リンクできる対象範囲をさらに拡大しました。
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画面、帳票定義に画像ファイルからイメージを登録できる機能を追加しました。従来はドキュメント出力時にはレイアウトタブで作成したイメージが使用されましたが、代わりにこの機能で保存したイメージも使用できます。これにより、既存設計書の取り込み時などには実物のキャプチャを貼りたい、といったご要望にもお応えできるようになりました。
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アウトラインドキュメントや画面イベント、画面処理記述などで使用されているアウトラインエディタ上に、イメージファイルやイメージドキュメントへのリンクを追加できるようになりました。イメージファイルは右クリックメニューまたはクリップボードからの貼り付け、イメージドキュメントへのリンクはオブジェクトエクスプローラーからのドラッグ&ドロップで追加できます。
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ドキュメント内検索機能に置換機能を追加しました。
改善
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ローカルキャッシュ機能により、リポジトリDBのデータをローカルにキャッシュすることで高速化を実現しましたが、それにより大規模システムの場合にはローカルのディスク容量が圧迫される可能性があったため、不要な履歴はローカルにキャッシュしないようにしました。
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問合せ詳細画面の左部のツリー領域を折り畳めるよう改善しました。更新項目詳細画面も同様に改善しました。
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問合せ詳細画面において表示しきれない行項目は横スクロールバー表示ではなく折り返して全体が表示されるよう改善しました。更新項目詳細画面も同様に改善しました。
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問合せ詳細画面の行操作時、Shift+Enterキーを押すことで改行を追加し、好きな場所で折り返しできるよう改善しました。更新項目詳細画面も同様に改善しました。
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問合せ詳細画面を閉じた後のタブ上でも論理・物理表記を変更できるよう改善しました。更新項目も同様に改善しました。
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カレンダー項目の表示がフォーマット列に入力した書式に追従するよう改善しました。また、Tableコントロールにカレンダーセルを新たに追加しました。
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これまでは保存前のドキュメントを閉じようとすると「変更を破棄しますか?(はい/いいえ)」というメッセージを表示していましたが、保存しながら閉じられるよう「変更を保存しますか?(はい/いいえ/キャンセル)」に変更しました。これにより操作性は向上したと思われますが、従来とは操作感が異なっておりますので既存ユーザの皆様はご注意ください。
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オブジェクトエクスプローラー上でドラッグ&ドロップによりシステムやドキュメントを移動できるようになりました。
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開かれているドキュメント(上タブ)をドラッグ&ドロップで移動できるようになりました。
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ドキュメントチェックアウト中に変更履歴タブでコメントを入力しておくと、そのコメントをチェックインコメントとして使用できるようになりました。
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変数・定数やパラメータなどに「配列」列を追加し、配列やリストなどについても表現が可能になりました。
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これまでは他ユーザの同期中などにシステムがロックされ他ユーザが同期できなくなるなど制限がいくつかありましたが、極力ロックが発生しないよう改善しました。
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これまで画面・帳票・バッチ・クラス定義の継承階層は3階層まででしたが、4階層までの継承に対応できるよう改善しました。
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画面定義にて、コンボボックスと同様にリストボックスにも区分定義を紐付けられるよう対応しました。
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これまでユーザコントロール作成機能では画面タイプが「Client」のみ作成できましたが、「Web」でも作成できるよう拡張しました。
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画面定義で項目タブからでも右クリックで項目を削除できるようにしました。帳票定義も同様に対応しました。
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画面定義に「グリッド吸着」のツールバーを追加しました。
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画面、帳票定義に選択したコントロールの幅・高さを揃えるツールバーを追加しました。
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画面定義のListBox、Table、Treeのコントロールに複数選択プロパティ(MultiSelect)を追加しました。
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画面定義でListBoxのMultiSelectがtrueの場合、モックアップも複数行選択になるようにしました。
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画面定義のTableコントロールの編集画面において、Cellの前景色や背景色など、Table単位で設定できるプロパティがあってもCell追加時には参照できなかったため、Cell追加後にTable側から再設定する必要がありましたが、Cell追加時にTableの設定値を参照するようにしました。
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帳票定義のモックアップ出力後にモックアップのサイズを手動で変更できるようにしました。
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帳票定義のテキストフィールドのデータ型が「日付」の場合、「XXXXXXX」ではなく「フォーマット」の値が表示されるよう修正しました。
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ファイル項目にドメインやテーブルを割り当てた際、これまでは桁数は参照項目と同じ値に固定される仕様でしたが、参照項目の値より小さい値であれば変更できるようにしました。
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オブジェクトエクスプローラー上に処理パラメータ、処理変数・定数も表示されるようになりました。
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オブジェクトエクスプローラー上でキー入力を行うと、入力したキーで始まるノードに移動する機能を追加しました。
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処理パラメータをオブジェクトリンクした際、「<パラメータ>名称」のように表示される仕様でしたが、区分を「戻り値」にした場合は「<戻り値>名称」になるようにしました。
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問合せ定義詳細画面にパラメータタイプを設定し、左部のツリーから行にドラッグ&ドロップすると「パラメータタイプ.項目名」のように表示される仕様でしたが、パラメータタイプが項目グループなら「項目グループ名.項目名」、クラスなら「クラス名.変数・定数名」となるよう変更しました。更新項目定義詳細画面も同様に変更しました。
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画面定義の処理の記述中などに項番に対してオブジェクトリンクを貼る際の入力補助画面に、項番だけでなくタイトル文も表示するようにしました。
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これまでは接続先単位で同期処理を行っていたため、同じ接続先で複数のシステムを使用していると処理に時間がかかる場合がありましたが、システム単位で同期できるよう改善しました。
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ローカルへのダウンロード用キャッシュをシステム単位で作成するVSSDサーバーの定期バッチ処理にて、変更の無いシステムも毎度作り直していたため変更が無い場合は作り直さないよう修正しました。
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ドキュメント検索でID,名称の検索条件は大文字小文字を区別しないようにしました。
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これまではローカルのキャッシュ消去機能は全接続先に対して行っていましたが、接続先ごとで選べるようにしました。これに伴い、キャッシュ消去のメニューはメニューバーではなく接続先画面上での右クリックメニューに移動しました。
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アプリケーションエラーが発生した場合、エラーログが埋もれてしまわないよう、エラー部分だけ別ファイルにコピーする機能を追加しました。
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リポジトリDBとローカルの差異が発生した際に右下のアイコンから表示できる変更通知画面から、同期を実行できるようになりました。
不具合
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同期処理中に「ローカルDB処理中にエラーが発生しました。同一のキーを含む項目が既に追加されています。」というエラーが発生する不具合を修正しました。
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画面定義の処理の記述中などにオブジェクトリンクを含む文字列を切り取ると稀にアプリケーションエラーが発生する不具合を修正しました。
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画面定義の処理の記述中などに「VeraSym System Designer Client は動作を停止しました。」というエラーが出て異常終了する不具合を修正しました。
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オブジェクトエクスプローラー上で非表示にしたシステムは同期の対象にならないよう修正しました。
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オブジェクトエクスプローラーにシステムの最新版と過去版を同時に開いた状態でドキュメント検索を行うと、結果行を選んで「選択」ボタンを押した場合に最新版ではなく過去版の項目が選択される場合があったため修正しました。
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Excel出力のカスタムテンプレートを選択しドキュメント出力テンプレート紐付け画面を開くと、マッピングデータが2重で表示されキー重複で保存に失敗する不具合を修正しました。
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帳票定義でRecordのレコード数を0にするとエラーが発生する不具合を修正しました。
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区分定義で言語区分「日本語」のチェックをOFFにして絞り込みを行い、行を上下移動するとエラーが発生する不具合を修正しました。
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未紐付け項目検索で新規作成中または編集中の行を選択して「ドメイン作成」を行うと、ドメイン作成ウィザードのドメインID/名に選択行のID/名称が設定されない不具合を修正しました。
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帳票項目を複数選択してコピー&貼り付けを行うと項目順序が逆順で追加される不具合を修正しました。
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問合せ定義ではSQL表示時は「AND」で自動改行されますが、「BETWEEN ~ AND」の「AND」では改行しないようにしました。
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画面定義にてラベルが空の場合、または設定してあるラベルを解除直後にラベル検索を行っても該当データが無いとエラーになる不具合を修正しました。帳票定義も同様に修正しました。
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画面イベントにて本文の下に拡張テキストを追加し、そこにオブジェクトリンクを追加して保存しても、再度開き直すとリンクが切れてしまう不具合を修正しました。
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画面定義の処理の記述中などにオブジェクトリンクを作成して保存後、編集しなくても上タブに「*」が付く場合があったため修正しました。
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システムプロパティで親の問合せを非表示にした状態で、問合せタブの一覧をデフォルト表示のグリッドからコンボボックスに変更すると、親の問合せも表示されてしまう不具合を修正しました。更新項目も同様に修正しました。
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他のユーザ新規作成中のドキュメントがあってもフォルダーを削除できてしまう不具合を修正しました。
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オブジェクトエクスプローラーのシステムの並び順が変わる場合があったため修正しました。
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画面定義のTableコントロールで、セル・ヘッダー編集時にヘッダー配置が編集前の並びと異なって表示される場合があったため修正しました。
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画面定義の処理記述などでオブジェクトリンク作成中にPCに負荷がかかったりすると稀にリンクの開始・終了位置がずれてしまい、ドキュメントを開き直しても直らない不具合がありましたが、そのような場合はリンクを解除するよう修正しました。
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画面定義のTableコントロールにおいて、CellとHeaderの高さが異なる場合、Cellのドラッグ時にHeaderも連動で動く機能で適切な位置に移動できない不具合を修正しました。
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Ver 1.8へのバージョンアップ直後、一部の画面でモックアップの出力ができなくなる不具合を修正しました。
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ビューインポート機能でインポートした一部のビューにおいてDDL出力するとエラーになる不具合を修正しました。
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ユーザコントロールにテキストボックスを置き高さを変更して画面に乗せても画面にはデフォルト高さのテキストボックスとして貼りつけられる不具合を修正しました。
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一部のシステムにおいて、システムが未展開の状態でシステムプロパティのドキュメント出力を開いたらエラーで落ちる不具合を修正しました。
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画面定義にて継承コントロールを乗せたTabPageが消せてしまう不具合を修正しました。
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テーブルインポートでカンマ複数だけの行があるファイルをインポートするとエラーになる不具合を修正しました。
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不整合を解消後に他のユーザが同期しても不整合が解消されない場合があったため修正しました。
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リポジトリデータベースをリストアする際、上書きでリストアを行うと一部のテーブルデータが重複し、ドキュメント出力などでエラーが発生する場合があったため修正しました。
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データベース物理データ型一括設定機能でデータ型を変更しても同期の対象にならない不具合を修正しました。
前バージョン(Ver 1.8.7)からの変更内容
APサーバー
クライアントアプリケーションの修正に伴いAPサーバーも変更になりました。Ver 1.8.7以前のクライアントからは接続できません。
前バージョン(Ver 1.8.7)からの変更内容
サイト管理
前バージョン(Ver 1.8.7)からの変更内容
DBツール
機能強化に伴いリポジトリDBの構造を変更しました。Ver 1.8.7以前のクライアント・サーバーアプリケーションからは接続できません。